さよならは記事に託して

皆様、いかがお過ごしでしょうか?情報宣伝担当の宮野です。

 

ついに『さよならは海に飲まれて』の初日が明日に迫ってまいりました。

14回(ヒロインを含めれば15回)に渡ってお送りしてきたブログ企画『さよならは記事に託して』も最終回となってしまいました。

 

最終回となる今回は…こちら!

o_4aebf09c77f9f74054bb5ea372c5f705522d4fef

『さよならは海に飲まれて』

脚本・演出:並木一徳

 

〜あらすじ〜

私、ずっと逃げ続けてるーーー

小さな離島で繰り返されるだけの生活。
周りに取り残されてもそれは続いていく。

突然帰ってきた幼馴染。
過去から逃げた者、痛みから逃げた者。
それぞれが背負い込んだ思いがぶつかり、
海に飲まれていく。

 

今回は“さよ記事”特別版ともいえる回。
演出の並木さんに、今回公演の制作秘話やみどころをインタビューしてきました!

 

→『さよならは海に飲まれて』の脚本に関するお話などを教えてください。

まずね、山崎くんが意味深なことを言ってしまいまして…(『THE BEEは記事に託して』を参照)「“海出したかったから”って言われると困るなあ」って言ってたけど、海出したかったからなんです(笑)それは理由の一つなんですよやっぱり。

 

→理由の“一つ”なんですね。

でも海出したいのは結構大きい理由で。実家が海に近くて、海に触れる機会が大学に入ってから急に多くなったんですよ。色々あって。『もう託していいですか?』のときも言ったけど、原案は大学2年のときからあったんです。
実際に書きたいなぁと思ったのは大学4年生の初夏。いわゆる“就活”の時期。そのときに精神的にヤバくなってしまった時期がありまして……ふらっと海に行ったんですよ。で、海を見てて、海の魅力というか。不思議な空間だったんですよ。それが印象的で。そこから海と人間の話を書きたいと思ったのが始まりでした。

 

→なるほど。

書き始めたのは『父と暮せば』をやっている頃からだったんですけど、島を舞台にするということで行かないとダメだなと常々思ってて。で、『父と暮せば』が終わってすぐ島に行ったんですね。

 

→それは脚本を書くためだけに?

そう、このため。格好つけて言えば取材旅行。一人で新潟にあるとある島に行ってきまして。そこで、実際に島というのがどういう環境なのか、海に囲まれてるってどういう状況なのか、どんな人がいて、どんな建物があって、どんな風に暮らしてて、っていうのを全部見てきて。
その間も、民宿でも書いて、帰りの船でも書いて…と。

 

→インスピレーションを受けた場所で書くんですね。

脚本作りが佳境に入ったとき、また海に行って書きました。スマホで書いて、パソコンに送って、wordに貼り付けてっていう。僕の基本的な執筆がそうなんですよね。それを海でやった。はかどったかどうかは……ちょっと寒かった(笑)
でも、佳境に入ったときに海にまた行けたってことはよかったかな。

 

→そんな執筆スタイルであの作品が描かれたのですね…!

それと、登場人物。以前も言ったけど、やっぱり自分の書いた脚本だな、と。自分の想像の範囲外の人はあまりいなくて。
自分の憧れや理想だったり、自分に似てる点、自分の嫌な点とか、いろんな要素を詰め込んだキャラクターを生み出して。登場人物も増えたり減ったりしてたんですよね(笑)

 

→へえ!試行錯誤があったんですね…。それでは、演出面でのお話を。

まず何よりも、公演の裏話として言っておかなきゃいけないのはインフルエンザですね。

 

→そこ大きいですね…。

1月の下旬から始動する、ということで読み合わせとかをしてたんですが、2月の初めに僕はじめ4人くらいがインフルにかかってしまって…それからもぽつぽつと。配役発表は病床からメールで(笑)

 

→配役での悩みは?

誰もいなかったから悩んだわけではなくて、できそうなのが何人かいて。この役をこの人にしたらこっちの役はこの人かなぁ、とか考えた結果ああいう形になったんですけど。
持論として、「演出のキャスティングがよかった」という言葉は、演出に対する褒め言葉じゃなくて、役者が1ヶ月間頑張って役をモノにした努力に対する褒め言葉であると受け取ってます。お客さんは演出に対して言ってくれてるのかもしれないけど、役者の頑張りとして受け取ってますね。

 

→演出をしていて難しい点などはありましたか?

演出だと、全然お手本がいなくて。
時計・時計外含めて4年間で12、3公演やってきてそれだけの演出に出会ってきたんですけど、全く同じ演出はいないし、僕もどういう演出をすればいいのか最初よくわかってなくて手探りな状況が続いてました。
最後の方ではなんとなく、こんな感じかなというのが見つけられました。

 

→自分のやり方を見つけた、ということなんでしょうか?

やり方、というか…。この脚本をどうやりたいかっていうのが定まった時点で、変わったというか。変えるように努めました。
各スタッフは1年間から4年間、やってきた人たちだから。言ってしまえばプロフェッショナルな人たち。それに対して、演出は一番偉いのにも関わらず素人。経験値が他のスタッフに比べると少ない。
それでも参加者をまとめなければならない、となったときに、他のスタッフを見ているとやっぱりそうだな、すごいなと思ったりしますね。

 

→お客さんがいいものだと思ってくださるかも含めて。

面白かったか、つまんなかったかの二択でいいんですけど。南大沢までの交通費と90分の時間を使うにふさわしいと思っていただけるか。
目指すのはその上です。「これを無料で見てよかったんですか?」と思っていただけるのが目指しているところ。

 

→稽古は全て終わっていますが、感想、手応えはどうでしょうか?

我ながらいいお芝居にはなる、と思いますよ。そこは自信を持って、揺らがなくて。お客さんにどう感じていただけるかなんですけどね。

脚本の話に戻るんですけど、なんで書いたんだろうと考えたときに、僕たちは4年生で、“新しい環境に踏み出す僕たち”というのが色濃く出ていると思います。
今うまくいってない人とか、来年度から新しい環境に行く人たちが前に進んでいけるような力を伝えることができたら。そういう芝居をしたいなと。

稽古が終わって、今ならそれはできると思ってます。1ヶ月間、皆本当に頑張ってくれたので、その成果は絶対お客さんにも伝わると思います。

 

→まだ観にくるか迷っている人に一言。

僕たち学生劇団は、同じメンバーで同じ脚本を再演するということがほぼ100%できないので、このメンバーでやるこの脚本というのは3/18、19の4回だけなんですよ。

見逃したらもう二度と観れないぜ!

 

→ありがとうございました!

 

 

裏話、脚本・演出としての思いを含む、企画最終回にふさわしいロングインタビューとなりました。

『さよ記事』は今回で終わりますが、『さよならは海に飲まれて』本番は明日からです。ブログを読んだ一人でも多くの方にご来場いただけたら、これ以上の幸せはございません!

劇団員一同、皆様のご来場をお待ちしております!

 

それでは、また会場でお会いしましょう。

 

 

『さよならは海に飲まれて』は3/18、19上演!

公演詳細はこちら

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中