遂に本番目前となった劇団時計の夏公演『鈍獣』にあやかり、
是非訪れてほしい京王線沿線の「獣スポット」をご紹介します!
こんばんは。
今日は日野林が担当いたします。
昨日(月曜)からいわゆる「小屋入り」(劇場に入ること)をしておりまして、
そこで「仕込み」(舞台セットや音響・照明の準備)をしております。
劇団員は9時から21時まで、ほぼノンストップで働き続けるのです。
これぞ劇獣…
第4回 首都大学東京 7号館スタジオ101
はい、オチは読めていたと思いますが、
最後の獣スポットは今仕込みの真っただ中、
『鈍獣』の本番が行われる「スタジオ101」です。したたかでしょ。
スタジオ101には演劇が大好きなたくさんの獣が生息しています。
仕込み中はみんな疲労感により獣度が増しています(要するにバカになっています)。
あれあれ、そんなことを言っていたら最初の獣に出あいました。
ウチマワリ科ショウメイ目 ヨコセ
主な生息地:操作室・キャットウォーク
今回はたくさんの照明機材を使って、
さまざまな照明効果を入れるようです。
配線やシューティング(ライトの向きや大きさを調整すること)、レベルチェック(光量などを調整すること)などで
今日もてんやわんや。
おやおや、同じショウメイ目のヒロもやってきました。
二人で共鳴しています。
あまりの配線の複雑さにオーバーヒートしているようです。
しばらく散策するとまた新たな獣を発見!
ウチマワリ科ブタイビジュツ目 カシワギ
主な生息地:舞台上・スタジオ前・駐輪(=劇団時計の物置兼作業場)
ママとはぐれちゃったの…?
どうやらお仕事が忙しくて、三日連続3食おにぎりなのが悲しいようです。
ブタイビジュツ目のみんなは、舞台の枠組みが出来上がった後も
細かいところの調整をし続けます。
すべては、お客様により良い舞台をお見せするため。
そして、役者さんにより良い舞台で演技してもらうため。
スタジオの入口にはこんな獣も。
ソトマワリ目セイサク科 タサキ
主な生息地:受付・暗室(入口と客席の間のスペース)・楽屋
タサキは今巣作り…ではなく暗室作りをしているようです。
セイサク目のみんなは、お客様をお迎えし、快適な環境で観劇してもらえるよう、
おもてなしするのが大好き!
思いやりにあふれた獣なのです。
客席が置かれるスペースに鎮座しているのは
ウチマワリ科オンキョウ目 フジタ(♂)
主な生息地:操作室・客席
ちなみに♂表記を付けているのは、
座組内にもう1匹フジタ♀がいるからです。
ちなみにちなみに、今回の『鈍獣』に参加している獣以外で、
劇団時計にはフジタが計4匹います。
写真のフジタは、劇中で流す音のレベルを決めています。
オンキョウ目の獣たちは耳をそばだててどのような音量でBGMなどを流すか慎重にきめるのです。
個性豊かな獣たちが多いなあ…
おや、この部屋(楽屋)からも声が聞こえてくるぞ…
これは!
ウチマワリ科イショウ目 イシハタ
主な生息地:楽屋・舞台裏
イシハタは恥ずかしがりやの獣なのでお顔は内緒だよ。
この写真は巣作り…ではなく、楽屋づくりをしてくれている様子。
何もない部屋に、長机やいすをセッティングし、
さらに部室からメイク道具や衣装などを持ってきて、
使いやすい楽屋に生まれ変わらせてくれます。
イシハタはお裁縫ポケモンでもあるので、衣装を縫い縫いしたりするのも得意。
世界観がブレブレなのは自分でも気づいています。
今紹介した獣以外にも、
スタジオ101には16種の獣たちが生息し、
公演準備に励んでいます。
みんなお客様が大好きな獣たちですので、
是非会いに来てやってください!
【スタジオ101にて『鈍獣』】
●アクセス 京王相模原線「南大沢駅」から徒歩7分
●開演時刻 9月14日(木)18:30/15日(金)13:00&18:30/16日(土)13:00&18:30
(開場はそれぞれ30分前です)
●料金 タダ!
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